研究活動
玉田クリニックでは、より良い医療を目指して、積極的に研究活動を行っております。
活動の内容は、学会・研究会参加による専門医としてのスキルアップのみならず、臨床研究(治験を含む)の実施および発表を積極的に行っております。(現在、玉田医師・北村医師は、大阪大学大学院 医学系研究科の特任講師・研究員(非常勤)としても活動しております。)
また、研究成果は必ず英語論文で世界へ向けて発表しています(研究業績を確認下さい)。英語論文で発表するには厳しい査読(審査)をクリアする必要がありますが、世界中の医学者に向けて情報発信することができます。我々の研究成果は、学会のガイドライン(診療の根拠や手順についての最新の情報を専門家の手でまとめたられた指針)に引用され、研究賞を受賞しております。
臨床研究とは、患者さんにご協力をいただいて行われる医学研究であり、病気の予防・診断・治療方法の改善や、病気の原因の解明を目的として行われるものです。医療の進歩に欠かせないものであり、実際の診療に役立つ研究に常に取り組んでいます。
臨床研究には、「治験」のように、その都度詳細をご説明し、ご同意いただかなければならない特別な研究もありますが、通常の診療や検査を通じて得られる情報について分析・研究し、その結果を治療に役立てる場合もございます。受診の際に、声をおかけする場合がありますが、何卒ご理解ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
なお、研究参加に関しましては患者さんの自由意志であります。参加を拒否しても、そのことによって、その後の治療に不利益な対応を受けることは一切ありませんので、ご安心下さい。また、一度研究参加に同意された後であっても、いつでも撤回することができます。
研究業績
※玉田医師、北村医師の主要論文のみ掲載しております。
国際論文
- Saiki A, Otsuki M, Tamada D, Kitamura T, Shimomura I, Kurihara I, Ichijo T, Takeda Y, Katabami T, Tsuiki M, Wada N, Yanase T, Ogawa Y, Kawashima J, Sone M, Inagaki N, Yoshimoto T, Okamoto R, Takahashi K, Kobayashi H, Tamura K, Kamemura K, Yamamoto K, Izawa S, Kakutani M, Yamada M, Tanabe A, Naruse M. Diabetes Mellitus Itself Increases Cardio-Cerebrovascular Risk and Renal Complications in Primary Aldosteronism. J Clin Endocrinol Metab.(2020)
高血圧を引き起こす原発性アルドステロン症(PA)は一般的な高血圧(本態性高血圧)に比較して脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが高い病気です。今回の研究では、PA患者が糖尿病になると更に脳梗塞や心筋梗塞、腎臓病の発症リスクが高くなることを報告しました。
- Hayashi R, Tamada D, Murata M, Kitamura T, Mukai K, Maeda N, Otsuki M, Shimomura I. Glucocorticoid replacement affects serum adiponectin levels and HDL-C in patients with secondary adrenal insufficiency. J Clin Endocrinol Metab.(2019)
副腎皮質ホルモン(ステロイド)が不足した副腎不全患者さんでは、動脈(血管)を保護してくれる作用のあるアディポネクチンやHDLコレステロールが低下していることを見つけ、ステロイドホルモンを補充することでアディポネクチンとHDLコレステロールが増加することを報告しました。
- Saiki A, Tamada D, Hayashi R, Mukai K, Kitamura T, Takahara M, Otsuki M, Shimomura I. The number of positive confirmatory tests is associated with the clinical presentation and incidence of cardiovascular and cerebrovascular events in primary aldosteronism. Hypertens Res. (2019)
高血圧を引き起こす原発性アルドステロン症(PA)は一般的な高血圧(本態性高血圧)に比較して脳梗塞や心筋梗塞などの発症リスクが高い病気です。今回の研究では、PAの診断に用いられる負荷試験において、複数の検査で異常反応を示したPA患者さんでは、特に脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが高いことが分かりました。
- Mukai K, Otsuki M, Tamada D, Kitamura T, Hayashi R, Saiki A, Goto Y, Arita H, Oshino S, Morii E, Saitoh Y, Shimomura I. Clinical characteristics of acromegalic patients with paradoxical growth hormone response to oral glucose load. J Clin Endocrinol Metab. (2018)
成長ホルモンが過剰になる先端巨大症の診断に糖負荷試験という検査が用いられます。通常糖の摂取は成長ホルモンの分泌を抑えますが、先端巨大症では逆に成長ホルモンが多く分泌されることがあります(奇異反応)。論文では奇異反応が先端巨大症患者さんの高血糖や薬物治療の効果と関係があることを報告しました。
- Hayakawa T, Kitamura T, Tamada D, Mukai K, Hayashi R, Takahara M, Otsuki M, Shimomura I. Evaluation of Hypothalamic-Pituitary-Adrenal Axis by the GHRP2 Test: Comparison With the Insulin Tolerance Test. J Endocr Soc. (2018)
下垂体腫瘍の患者さんでは副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌低下がないか検査する必要があります。男性患者さんでは従来の検査法より負担が少なく短期間で行える検査法(GHRP2試験)で診断が可能であることを見つけました。
- Tamada D, Kitamura T, Takahara M, Tanaka T, Takeda M, Otsuki M, Shimomura I. TSH ratio as a novel diagnostic method for Cushing's syndrome. Endocr J. (2018)
副腎皮質ホルモン(ステロイド)が過剰になるクッシング症候群という病気があります。従来のクッシング症候群の検査は、ストレスや内服薬の影響を受けてしまうことが問題でした。この研究では、TSH(甲状腺刺激ホルモン)を用いた検査方法を開発し、従来の検査法の問題点をカバーできる新たな検査方法として発表しました。
- Fujita S, Kozawa J, Ishibashi C, Kimura T, Kitamura T, Fukui K, Yasuda T, Iwahashi H, Imagawa A, Shimomura I. An Impaired Awareness of Hypoglycemia Improved After Vitamin B12 Treatment in a Type 1 Diabetic Patient. Intern Med. (2017)
重症の糖尿病患者さんの一部に、低血糖にも関わらず自覚症状(冷汗、動悸等)を伴わない場合があります(無自覚低血糖)。本報告では、ビタミンB12欠乏を伴った1型糖尿病患者さんに対しビタミンB12の補充をすることで、低血糖時の自覚症状の回復とアドレナリンの反応の回復が認められました。
- Hayashi R, Tamada D, Murata M, Mukai K, Kitamura T, Otsuki M, Shimomura I.
Saline Infusion Test highly associated with the incidence of cardio- and
cerebrovascular events in primary aldosteronism. Endocr J.(2017)
原発性アルドステロン症(PA)は一般的な高血圧(本態性高血圧)に比較して脳梗塞や心筋梗塞などの発症リスクが高い病気です。今回の研究では、PAの診断に用いられる生理食塩水負荷試験という検査において、異常反応を示したPA患者さんでは、特に脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが高いことが分かりました。
- Murata M, Kitamura T, Tamada D, Mukai K, Kurebayashi S, Yamamoto T, Hashimoto K, Hayashi RD, Kouhara H, Takeiri S, Kajimoto Y, Nakao M, Hamasaki T, Otsuki M, Shimomura I. Plasma aldosterone level within the normal range is less associated with cardiovascular and cerebrovascular risk in primary aldosteronism. J Hypertens. (2017)
原発性アルドステロン症(PA)は一般的な高血圧(本態性高血圧)に比較して脳梗塞や心筋梗塞などの発症リスクが高い病気です。血液中のアルドステロン値が正常範囲であってもPAと診断されることがありますが、このようなPA患者さんに対する研究はこれまでありませんでした。今回の研究から、血液中のアルドステロン値が正常のPAは、高齢の方、女性の方に多く、また従来のPAよりも脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが低いことが分かりました。
- Mukai K, Kitamura T, Tamada D, Murata M, Otsuki M, Shimomura I. Relationship of each anterior pituitary hormone deficiency to the size of non-functioning pituitary adenoma in the hospitalized patients. Endocr J. (2016)
下垂体腫瘍の大きさと、下垂体ホルモン低下症との関係を調査した研究です。成長ホルモンや甲状腺ホルモン、男性ホルモンは腫瘍が大きい場合に低下しますが、副腎皮質ホルモンは腫瘍が小さくても低下することを見つけました。
- Otsuki M, Kitamura T, Tamada D, Tabuchi Y, Mukai K, Morita S, Kasayama S, Shimomura I, Koga M. Incompatibility between fasting and postprandial plasma glucose in patients with Cushing's syndrome. Endocr J. (2016)
副腎皮質ホルモン(ステロイド)が過剰になるクッシング症候群の患者さんでは、空腹時の血糖値が低くなることを見つけました。クッシング症候群の患者さんやステロイド薬を使用中の患者さんでは、食後に血糖値を測定することで、糖尿病を見逃さないようにする必要があります。
- Tamada D, Kitamura T, Otsuki M, Oshino S, Saitoh Y, Shimomura I. Clinical significance of screening for subclinical Cushing's disease in patients with pituitary tumors. Endocr J. (2016)
下垂体の腫瘍が原因で、副腎皮質ホルモン(ステロイド)が過剰になるクッシング病という病気があります。研究では、下垂体腫瘍の患者さんのうち、4.8%が軽症のクッシング病(サブクリニカルクッシング病)であることを世界で初めて報告しました。また、サブクリニカルクッシング病を治療することで、高血圧や糖尿病が改善できる可能性を示しました。
- Tabuchi Y, Kitamura T, Fukuhara A, Mukai K, Onodera T, Miyata Y, Hamasaki T, Oshino S, Saitoh Y, Morii E, Otsuki M, Shimomura I. Nur77 gene expression levels were involved in different ACTH-secretion autonomy between Cushing's disease and subclinical Cushing's disease. Endocr J. (2016)
下垂体の腫瘍が原因で、副腎皮質ホルモン(ステロイド)が過剰になるクッシング病という病気があります。さらに近年、臨床症状の乏しいサブクリニカルクッシング病という軽症のクッシング病が報告されています。この研究では、サブクリニカルクッシング病の下垂体腫瘍が、通常のクッシング病の腫瘍とは分子生物学的に異なる事を世界で初めて報告しました。
- Tamada D, Kitamura T, Takahara M, Oshino S, Saitoh Y, Otsuki M, Shimomura I. Postoperative changes in bone metabolism and bone mineral density in Japanese patients with acromegaly: a 3-year prospective study. Endocr J. (2015)
成長ホルモンは大人になっても骨を丈夫に保つために重要なホルモンです。成長ホルモンが過剰になる先端巨大症という病気では、治療後に成長ホルモンが正常化するため骨密度が低下する恐れがありました。研究では、先端巨大症の患者さんを対象に、病気の治療後に、成長ホルモンが低下しても骨密度は低下しないことを3年間の調査で確認しました。
- Tamada D, Kitamura T, Onodera T, Hamasaki T, Otsuki M, Shimomura I. Clinical significance of fluctuations in thyroid hormones after surgery for Cushing's syndrome. Endocr J. (2015)
副腎皮質ホルモン(ステロイド)が過剰になるクッシング症候群があります。研究では、クッシング症候群の術後におこる甲状腺機能亢進症(FT3高値)について、1年間調査しました。甲状腺機能亢進症は術後1年で正常化しました。また、甲状腺機能亢進症がステロイド離脱症候群という病態に関与している可能性を、世界で初めて報告しました。
- Tamada D, Otsuki M, Kitamura T, Oshino S, Saitoh Y, Shimomura I, Koga M. Effects of growth hormone excess on glycated albumin concentrations: Analysis in acromegalic patients. Clin Chim Acta. (2015)
グリコアルブミンは血糖の管理指標で、主に糖尿病の検査で使われます。研究では、成長ホルモンが過剰になる先端巨大症において、実際の血糖に比べてグリコアルブミン値が高くなることを報告しました。
- Kitamura T, Otsuki M, Tamada D, Tabuchi Y, Mukai K, Morita S, Kasayama S, Bando Y, Shimomura I, Koga M. Serum albumin-adjusted glycated albumin is an adequate indicator of glycemic control in patients with Cushing's syndrome. Clin Biochem. (2014)
グリコアルブミンは血糖の管理指標で、主に糖尿病の検査で使われます。実際の血糖に比べてグリコアルブミン値が低くなるクッシング症候群に対し、研究では、アルブミンで補正すればグリコアルブミンを血糖の管理指標として用いることができることを報告しました。
- Tamada D, Kitamura T, Onodera T, Tabuchi Y, Fukuhara A, Oshino S, Saitoh Y, Hamasaki T, Otsuki M, Shimomura I. Rapid decline in bone turnover markers but not bone mineral density in acromegalic patients after transsphenoidal surgery. Endocr J. (2014)
成長ホルモンは大人になっても骨を丈夫に保つために重要なホルモンです。成長ホルモンが過剰になる先端巨大症という病気では、治療後に成長ホルモンが正常化するため骨密度が低下する恐れがありました。研究では、先端巨大症の患者さんを対象に、病気の治療後に、成長ホルモンが低下しても骨密度は低下しないことを1年間の調査で確認しました。
- Tamada D, Otsuki M, Kashine S, Hirata A, Onodera T, Kitamura T, Shimomura I. Obstructive sleep apnea syndrome causes a pseudo-Cushing's state in Japanese obese patients with type 2 diabetes mellitus. Endocr J. (2013)
睡眠時無呼吸症候群を合併した2型糖尿病患者さんでは、夜間のストレスによりクッシング症候群やクッシング症候群のスクリーニング検査(デキサメサゾン抑制試験)が偽陽性(誤って陽性と判定される)となることを見つけました。
- Kitamura T, Otsuki M, Yamaoka M, Saitoh Y, Shimomura I. The temporary drop of serum octreotide concentration deteriorated ventricular tachycardia in an acromegalic patient. Endocr J. (2013)
成長ホルモンが過剰になる先端巨大症という病気がありますが、治療薬としてオクトレオチド(サンドスタチン®)があります。この薬は不整脈にも効果があることが示唆されていました。論文では、薬の作用が低下した時に不整脈が悪化した先端巨大症の患者さんについて報告しました。不整脈を合併する患者さんでは、薬の作用が低下しないようにすることが重要です。
- Kitamura T, Otsuki M, Tamada D, Tabuchi Y, Mukai K, Morita S, Kasayama S, Shimomura I, Koga M. Glycated albumin is set lower in relation to plasma glucose levels in patients with Cushing's syndrome. Clin Chim Acta. (2013)
グリコアルブミンは血糖の管理指標で、主に糖尿病の検査で使われます。研究では、副腎皮質ホルモン(ステロイド)が過剰になるクッシング症候群において、実際の血糖に比べてグリコアルブミン値が高くなることを報告しました。
- Tamada D, Onodera T, Kitamura T, Yamamoto Y, Hayashi Y, Murata Y, Otsuki M, Shimomura I. Hyperthyroidism due to thyroid-stimulating hormone secretion after surgery for Cushing's syndrome: a novel cause of the syndrome of inappropriate secretion of thyroid-stimulating hormone. J Clin Endocrinol Metab. (2013)
副腎皮質ホルモン(ステロイド)が過剰になるクッシング症候群があります。研究では、クッシング症候群の術後には、高い確率で甲状腺機能亢進症が起こることを、世界で初めて報告しました。
- Kozawa J, Kitamura T, Nishizawa H, Yasuda T, Maeda N, Otsuki M, Okita K, Iwahashi H, Kaneto H, Funahashi T, Imagawa A, Shimomura I. Dipeptidyl peptidase-4 inhibitors are effective in Japanese type 2 diabetic patients with sustained endogenous insulin-secreting capacity, a higher body mass index and insulin resistance. J Diabetes Investig. (2013)
糖尿病の治療薬にDPP4阻害薬があります。日本人の2型糖尿病患者さんで、この薬が有効な患者さんは、①すい臓からインスリンを分泌する能力が残っている、②肥満、③インスリンが効きにくい、という特徴があることを報告しました。
- Fujita Y, Kitamura T, Otsuki M, Tamada D, Tabuchi Y, Kozawa J, Yasuda T, Okita K, Imagawa A, Kaneto H, Funahashi T, Shimomura I. Exenatide alters absorption of hydrocortisone in a diabetic patient with panhypopituitarism: iatrogenic adrenal insufficiency. Diabetes Care. (2013)
糖尿病の治療薬にGLP-1受容体作動薬があります。この薬は腸管の運動を抑制することが知られています。この為、GLP-1受容体作動薬を注射した副腎不全の患者さんにおいて、服用した副腎皮質ホルモン薬(コートリル®)の吸収が遅れてしまい、副腎不全症状が出現することを報告しました。糖尿病を合併する副腎不全患者さんにおいてGLP-1受容体作動薬を使用する場合は注意が必要です。
- Fujita Y, Tamada D, Kozawa J, Kobayashi Y, Sasaki S, Kitamura T, Yasuda T, Maeda N, Otsuki M, Okita K, Iwahashi H, Kaneto H, Funahashi T, Imagawa A, Shimomura I. Successful treatment of reactive hypoglycemia secondary to late dumping syndrome using miglitol. Intern Med. (2012)
胃の切除手術を受けられた患者さんでは、食後に低血糖になることがあります。このような場合に、糖の吸収を遅らせる糖尿病薬であるミグリトール(セイブル錠®)を使用することで、低血糖の予防が可能であった症例を報告しました。
- Otsuki M, Kitamura T, Goya K, Saito H, Mukai M, Kasayama S, Shimomura I, Koga M. Association of urine acidification with visceral obesity and the metabolic syndrome. Endocr J. (2011)
1000人以上の男性健康診断受診者の結果から、尿の酸性度が高いほどウエストが大きく、インスリンが効きづらく、血糖値が高く、中性脂肪が高く、善玉コレステロールが低い事を見出しました。尿の酸性化とメタボリックシンドロームに関連がある事を報告しました。
- Motomura T, Okamoto M, Kitamura T, Yamamoto H, Otsuki M, Asanuma N, Takagi M, Kurebayashi S, Hashimoto K, Sumitani S, Saito H, Kouhara H, Nshii K, Nakao M, Koga M, Sato B, Morimoto Y, Kasayama S. Effects of pitavastatin on serum lipids and high sensitivity C-reactive protein in type 2 diabetic patients. J Atheroscler Thromb. (2009)
高コレステロール血症の治療薬であるピタバスタチン(リバロ®)を2型糖尿病患者さんが内服することで、コレステロールの改善だけでなく、動脈硬化の原因となる炎症も抑えられることを報告しました。
- Kitamura T, Anaguchi-Hirao R, Kouhara H. Combination of type 2 diabetes and malnutrition worsened by anastomotic stenosis and pancreas atrophy following resection of pancreas head. Intern Med. (2008)
2型糖尿病患者さんで、すい臓癌の手術後に腸管の狭窄と、すい臓機能の低下が起こり、低栄養、低血糖を来した症例を報告しました。
- Kitamura T, Asanuma N, Inaba M, Otsuki M, Kasayama S, Kouhara H, Kawase I. Regeneration of tubular complex is promoted by a free space. Pancreas. (2005)
実験動物において、すい臓の切除断端に空間を与えることで、すい臓の再生が促進されることをみつけました。
- Asanuma N, Kitamura T, Xu X, Sumitani S, Saito H, Kasayama S, Kouhara H, Kawase I. New analytical method for pancreas and liver regeneration: normalization of streptozotocin-induced hyperglycemia by retrograde injection of insulin producing cells. Endocr J. (2002)
膵管や胆管からすい臓や肝臓にインスリン分泌細胞を移植することで、糖尿病になった実験動物の血糖を正常化することに成功しました。すい臓や肝臓の再生研究や糖尿病治療研究における新しい解析方法を確立しました。
国内論文
- 北村 哲宏. クッシング症候群(サブクリニカル含む)の新しいマネージメント-診断と治療update- 月刊腎臓内科・泌尿器科 (2015)
- 北村 哲宏, 大月 道夫, 久保 典代, 倉敷 有紀子, 玉田 大介, 田淵 優希子, 小澤 純二, 安田 哲行, 沖田 考平, 今川 彰久, 金藤 秀明, 船橋 徹, 下村 伊一郎. 「リラグリチドが関与して生じた麻痺性腸閉塞の2例」 糖尿病 (2013)
- 北村 哲宏.多腺性自己免疫症候群(APS). 代謝・内分泌疾患診療最新ガイドライン (2012)
- 玉田 大介, 大月 道夫. 「一目瞭然!目で診る症例」問題・解答 日本内科学会雑誌 (2011)
医院概要
玉田クリニック
- 所在地
- 〒662-0832
兵庫県西宮市甲風園1丁目10-1
サテライトビルⅡ 1F
- 電話番号
- 0798-65-7255
- FAX番号
- 0798-65-7256
- 診療科目
- 糖尿病内科・内分泌内科・内科
- 院長
- 玉田 大介(たまだ だいすけ)
- 顧問医師
- 北村 哲宏(きたむら てつひろ)
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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9:00~12:00 | 1診 | / | 玉田 | 玉田 | 北村 | 玉田 | 玉田 |
2診 | 北村 | 北村 | 北村 | / | 佐伯 | 北村 | |
3診 | 佐伯 | / | / | / | / | 佐伯 | |
16:00~19:00 | 1診 | 玉田 | 玉田 | 玉田 | / | 玉田 | / |
2診 | 北村 | 北村 | 北村 | / | / | / |
- 休診日
- 木曜日午後・土曜日午後・日曜日・祝日